こんにちわ!ミケ犬です。
2023年最後の記事は、今年の目標に設定し、それを4回に分けて連載してきた「目指せ!テント泊シリーズ」の最終回!
大好きな燕岳で、人生初のテント泊を達成してきましたので、その様子をご紹介します。2ヶ月連続の連載シリーズにはなってしまいますが、優しい心で見守ってください(笑)
なぜ燕岳なのか?は、最後のまとめでお伝えしていますので、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです!
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燕岳に向けて見直した装備
ではまず始めに、過去のトレーニングや練習を踏まえて、もう一度見直した装備を紹介したいと思います!まず一番の変化がクッカーなどを含めた小物類。
キャンプの時もそうですが、自分はあまりそこまで料理にこだわりがないこと、そしてカメラ一式を持ち込むのにとにかく軽量化をしたいという点から、バーナー・調理器具を「SOTOウインドマスター+OD缶+PRIMUSアルミクッカー」という組み合わせから、「EVERNEWアルコールストーブ+チタンマグ&カップ」に変更。これだけでかなり軽量化できました!
実際の気温との兼ね合いでどのくらいアルコールを使うのか、次に料理するためにアルコール残量がどのくらいいるのか、など気にかけないといけないことはいくつかありますが、軽量なことはもちろん、物理的に故障しないことや気温に大きく左右されないことからも、安心感と使っている最中の楽しさから大満足しています。
また、ナルゲンボトルも追加していますが、これは非常用の飲料水・ケガを洗い流す水として、そして夜は熱湯を入れ、さらにホッカイロを付けることで簡易的な “湯たんぽ” にすることを想定しています。
さて、こちらはいつでも取り出せるようにザックに装着されている様々なギアですが、ここでのポイントはTHERMAREST(サーマレスト)「アウトドア マットレス ソフトシート Zシート」です。
キャンプでの経験があるせいか、座る場所・イスにはこだわりたかったので、以前は気合いでHelinoxのグラウンドチェアを持っていこうかと考えていたのですが、明らかに重量が増してしまうため、それならばと考えたのがこのサーマレストのマットレス。
これが大正解!軽くて、しかもコンパクト。何よりクッション性と断熱性がかなりレベル高いので、テントの中で座っていても全く痛みや冷たさを感じることはありませんでした。山頂だけでなく、途中の休憩などにもパッと取り出して使えるので、これは今後も重宝しそうです。
こちらは雨具や寝具、そしてテント設営後に使うものたちです。ナンガの寝袋はいつも通りですが、それ以外はすべて新登場ですね!
まずマットレスを「SEA TO SUMMIT コンフォートライトS.I.マット」から「SEA TO SUMMIT イーサーライトXT インサレーティッドマット」に変更しました。簡単にいうとインフレータブルマットから、エアーマットに代わった感じです。重量はあまり変わりませんが、何より収納サイズが激減したのでパッキングがしやすくなりました!小型のエアーポンプも持ち込んでるので、設営・撤収も楽チンですね。上の方に見える小さいのは、同じくSEA TO SUMMITの「エアロプレミアムピロー」です。
また、テント泊ということもありレインウェアもしっかりしたものに変えておきたかったので、モンベルの「トレントフライヤー ジャケット」を購入。結果的にこれも軽量化につながっています。
最後に、テント場でのトイレや移動に便利というのを聞いて、ビルケンシュトックのEVAサンダルも買ってみましたが、これは正直いらなかったかな?という印象。そこまで移動することもなかったですし、靴の脱ぎ履きを頑張れば、少しでも軽量化、省スペース化できるならサンダルは無くても良さそうです。
こちらは衣類ですね。ここに関しては真新しいものがあるわけではないのですが、この時期(10月頭)の燕岳は0℃〜5℃まで下がりそうだったので防寒着をしっかり用意しました。
結果的にインナーダウンの上にウインドシェルを着て、パンツの下に極暖タイツを履いたことで十分対応できました!同じくらいの気温であれば、次回はフリースはなくても良いかな?
持ち物での最後のアップデートはこちら!カメラバッグを「Lowepro TLZ50AW トップローディングバッグ 」に変更しました。
連載第2回の記事で、ボクは登山中にカメラをいつでも取り出せるように “胸に装着している” ことをご紹介しました。今回はカメラの本体はそのまま、しかし焦点距離のカバー率が大きい望遠レンズをつけていきたかったため、今まで使っていたものよりワンサイズを大きいものにしたかったんです。Panasonic LUMIX S5IIボディと24-105mm F4レンズの組み合わせなのですが、これがバッチリ収納できました!
いよいよ燕岳テント泊、スタート!
持ち物・ギアのご紹介ができたところで、いよいよ燕岳テント泊の様子をお伝えしていきたいと思います!
燕岳のコース紹介やその詳細については、様々なブログやYAMAPなどでも知ることができると思いますので、今回はそこを省略しつつ、テント泊の様子を中心にお伝えしていきます。
今回ボクが登山口に到着したのは朝7:30ごろ。平日だったとはいえ、この時間にはすでに第1と第2駐車場は満車となっていたので、少し離れた第3駐車場に停めることになりました。離れているとはいえ、そこまで遠いわけではないので十分許容範囲内かなと思います。
ボクには見慣れた燕岳の中房登山口!なんだか懐かしい。
平日ではありましたが、紅葉の時期ということもあり多くの登山者で賑わっていました!燕岳はまぁまぁ体力のいる山ではありますが、山小屋や休憩場所など、コースが整備されているので安心して登れるのでとても人気の山であることが分かります。
やはり15kgを背負っての登りはしんどいですね(笑) 過去に小屋泊で来た時は、三脚を持っていたとはいえ10kg以下だったはずなので、それに比べるとペース配分などに気をつけないと・・・そんなこんなでヒイヒイ言いながら、なんとか合戦小屋まで到着。
この合戦小屋は、夏になるとスイカが食べられることで有名。しかしこの時期はスイカは無くとも、おしるこが売っているのを発見!思わず歓喜して注文してしまいました。美味しかったしカラダが温まった〜〜〜。
コースタイムより少し遅れながらも、無事に山小屋「燕山荘」のある稜線に到着!
途中のガスの心配はいったいなんだったの!?というくらい絶景が広がり、槍ヶ岳の勇姿もしっかり見ることができました。感激!
稜線に到着して右手に見えるのが燕岳。いつ見ても美しい山です。どうやら燕岳の東側はガスっていながら、西側はまったく快晴、という構図だったようでラッキーでした!
今回は初めてのテント泊ということもあるので、初日に燕岳山頂にはアタックせず明日の朝に行くプラン。いよいよここから、燕岳のテント場にマイテントを設営して、テント泊のスタートです!
ついにテント設営!そしてのんびり山を楽しむ。
今回、ボクが選んだ場所はこちら!テント場の中では真ん中、後ろの方ではありますが、人通りがあまりないところが良かったのと、平らで設営がしやすいということもあってこの場所を選びました。
キャンプの経験、そして事前に設営を公園で練習したこともあり、とてもスムーズに設営できました!
今回ボクが選んだテントは、以前の記事でもご紹介した「PuroMonte(プロモンテ) VL27」です。設営のしやすさ、快適性、見た目、どれをとってもバランスが良く非常に気に入っています。
何より見てください!このテントから見える絶景!この景色を一晩眺めながらゆったり過ごせると考えたら、本当に最高ですよね。
夕飯はこんな感じ。山頂で食べるカップヌードルって、本当に美味しいんですよ!って誰もが言ってますけど何度も言いたくなる(笑) 今回は特別な日ということで、カップヌードルも特上です。
新たに持ち込んだエバニューのアルコールストーブもいい感じ!小さな風防と五徳は必須ですね。これらがあるだけで、火力の安定感や使い勝手が別物です。
こちらは夜から朝にかけてのテント場の様子です。
安曇野の夜景、遠くに見える浅間山、そして星空。燕岳にはいつも素晴らしい景色と時間を楽しませてもらっている・・・本当に感謝!
このあと、燕山荘から日の出を眺め、テントで朝食を食べながら朝を迎えました。
山頂、そして燕山荘を楽しんで帰路につく。
改めておはようございます!ということで、朝の7時頃に燕岳山頂へアタック。
やはり早朝はガスが少ないので、とても快適な稜線歩き、そして山頂からの景色を楽しむことができますね!左手に見えるのが燕山荘、そして右手に見えるのが槍ヶ岳です。
燕岳からの景色を目に焼き付けたところで、順調に撤収も済ませ、寂しいですが帰り支度をしていきます。
ただ、そのまま帰るのはもったいないので燕山荘も楽しませていただきましょう!
燕山荘といえば、このケーキセット!朝から絶景を楽しみながら、この美味しいコーヒーとケーキを頂きました。
そして燕山荘でのお土産!個人的にとても思い入れのある山なので、ここでしか買えない燕山荘ナルゲンボトル、そして手拭いやピンバッジなどを購入しました。ちょっと買い過ぎたかも?(笑)
ケーキとコーヒー、そしてお土産も手に入れてウキウキな気持ちで下山スタートです。
昨日の登りのときとは打って変わって、帰りの天気は快晴!昨日は見えなかった景色がしっかりと楽しめます。
3回のトレーニングや靴慣らしもあったおかげか、いつもなら下りで痛くなりがちな足も順調そのもの!無事、コースタイム通りくらいの時間で下り切ることができました。遠くに登山口が見えてきた時の安心感ってハンパない(笑)
人生初のテント泊登山、まとめ
今回は連載「目指せ!テント泊シリーズ」の最終回、燕岳でのテント泊の様子をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
数年前から登山を始め、コロナで一度中断はしたものの、キャンプを始めたことでより一層登山への想いが再燃した2023年。以前から憧れていたテント泊に挑戦する!と決め、無事に有言実行することができました。
もしテント泊をするなら必ず燕岳で、と決めていました。それはなぜか?実は初めてのソロ登山、初めての山小屋泊を経験したのが、この燕岳だったのです。ボクにとっての、始まりの山。そういった背景もあり、どうしても燕岳で初めてのテント泊を成功させたかったのですが、運も味方して夢を達成することができました。本当に良かった!
一連のリハビリと、今回のテント泊をキッカケにさらに登山への熱が高まったので、来年もまた素晴らしい景色を求めてテント泊を継続していきたいと思います!
長い記事にはなってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう!