キャンプや登山はもちろん撮影でも使える!Apple Watch Ultra 製品レビュー

キャンプや登山はもちろん撮影でも使える!Apple Watch Ultra 製品レビュー

今回は巷で噂?になっているアップルの新製品「Apple Watch Ultra」をご紹介!

ボクの最近の趣味といえばカメラとキャンプ。決してダイビングをするわけでもないし、トレイルランをするわけでもない。まぁちょっと登山を嗜む程度・・・そんな人がなぜApple Watch Ultraを購入したのか?どこを魅力的に感じたのか?などをレビューも交えてお伝えできればと思います。

きっとこれを読めば、アナタもApple Watch Ultraが欲しくなる!?かどうかは分かりません(笑)

Apple Watch Ultra とは?

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Apple Watch Ultraは、2022年にアップル社が発売した「Apple Watch シリーズ」の新たなラインナップとなります。

今までは「Watch SE」「Watch シリーズ1-8」「Watch Edition」というようなラインナップでしたが、今回は「Edition」を置き換えるような形で「Ultra」が追加されました。

ボディが “チタン” で堅牢かつ軽量を特徴にしている点では「Edition」と同じですが、その方向性は全くの別物。「Edition」が “高級感” をウリにしていたのに対し、「Ultra」は “過酷な環境に挑む人へ” というメッセージにある通り、アウトドアはもちろん、アドベンチャー(冒険)ともいえる過酷なアクティビティにも対応することを目指した「究極のスポーツウォッチ」となっています!

100メートルの耐水性能に、”ミルスペック”とよく表現される軍用規格であるMIL-STD 810Hに準拠した環境設計。これだけ聞くと「え?オーバースペックじゃない?」ってなりそうですよね。いや、むしろなりました(笑)

が!それ以外の特徴や機能に目を向け始めると、思ったよりも実用的、普段使いにも良いんじゃないか?と魅力を感じ始め、購入に至りました。ここから開封の様子も含めて、どんな機能に魅力を感じたのか紹介していこうと思います。

Apple Watch Ultra 開封

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さぁ、では早速 Apple Watch Ultra の開封の様子からご覧に入れましょう!

先ほどご紹介した通り、このUltraは「究極のスポーツウォッチ」を目指していることからか、パッケージングからすでに違いを見せつけてくれます。パッケージを開封すると、上の写真のように広大な風景、雄大な山々の様子がボクらを迎えてくれます。

嗚呼、こんな山に登れる日が来たらなぁ。(けど怖いなぁ、やめとこ)

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一番上に重ねられているのは、Apple Watch Ultraの主な機能について紹介をしているブックレットでした!使ってみたかったコンパスAppについてのページを開いています。

ブックレットの厚み、使われている用紙も「さすがApple。さすがUltra。」と感じさせるクオリティで、このブックレットを手にするだけでちょっとテンションが上がっちゃいます(笑)

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いよいよApple Watch Ultraの本体とご対面です!今回ボクが選んだのは「グリーンアルパインループ」とセットになったものです。

まぁやっぱりこういうカーキ色、オリーブ色って男心をくすぐりますよね。似合うかどうかは別として。

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ど〜ん!カッコいい!!!

・・・とここで一つ謝らなければいけないですね。テンション上がりすぎて開封からここまでの写真を撮り忘れました(笑)

とはいえ、この大ぶりなチタンのボディにカーキのバンドの組み合わせ、無骨でカッコいいですねぇ。

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今回同梱されている「アルパインループ」は、自分の手首に合わせた場所でループに金具を通し固定するタイプとなっています。Ultraとの接続部はもちろんですが、留め具の部分まですべてチタンで仕上げてあるので、これまた気分が上がるバンドですね!

ただ、普段使いにベストか?と言われると、かなりカジュアルなデザインですし、締め心地を無段階で変えれるわけではないので、このあとすぐお気に入りの「スポーツループバンド」に変えてしまいました(笑)

ちなみに、Ultraは「49mm」というサイズ表記になりますが、過去の「42mm/44mm/45mm」のバンドと互換性がありますのでご安心ください!ボクが初代Watchの頃から付けているバンドも問題なく使うことができました。

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参考までに、Watchシリーズ6の44mmステンレススチールとの比較写真です。

当然ではありますが、ボディが違う分「大きくなったなぁ」と感じますね。ただ、チタンとステンレススチールという比較になるので、重さに関しては全く違和感なく装着することができました。

ディスプレイに関しては、通常のWatchが四方にカーブがあるのに対し、Ultraはガラス面の保護を強化するためにフラットなディスプレイを採用してることも写真からお分かりになると思います。このデザインのおかげか、Ultraのディスプレイは非常に大きく見やすく、そして何より操作しやすい印象でした!

Ultraを買った理由、その1「高精度2周波GPSシステム」

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さて、ここからは「なぜミケ犬はApple Watch Ultraを購入したのか?」を、魅力的に感じた機能とあわせて紹介していきましょう!

まずその1つ目が「高精度2周波GPSシステム」の搭載です。

細かい解説は公式ページに任せようと思いますが、今までの「L1 GPS」だけだと高層ビルや森林など、衛星をブロックするような状況でうまく現在地が測定できなかったのに対し、新しい「L5 GPS」を搭載したことにより精度の高い測定ができるようなっています。

写真は純正アプリの「コンパスApp」を開いている様子ですが、非常に滑らかつ正確に方向を示してくれている様子が分かりました。この高い精度があれば、キャンプ中や山の頂上にいながら写真撮影を行う中、天の川や星の方向を探るために有効活用できるのはないか!?とワクワクしています!

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またこの「コンパスApp」ですが、本来なら登山のようなアクティビティ中に “ウェイポイント” と呼ばれる起点を記録していくことで、向かうべき方向を正確に示したり、帰り道を辿る「バックトレース」を可能にしたりするアプリ。

しかしこれだけだと普段使いには勿体なさそうですが、iPhoneに搭載されている「利用頻度の高い場所」というオプションを利用することで、自宅や職場、自分のクルマを駐車した位置なども表示することができるようになっていました!

上の写真は自分の愛車の方向を確認している様子なのですが、確かにバッチリ方角が一致していました。広大な駐車場でクルマの位置が分からなくなったときに活躍しそう(笑)というのは冗談ですが、災害や有事の際にも、ある程度の方角が分かるというのは救いになるかもしれませんね。

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この「高精度2周波GPSシステム」の搭載において、ボクが本当に期待していることはコチラ。それは「YAMAP」のようなルート案内アプリでの精度向上です!

やはり今までのApple Watchですと、そのGPSの精度に不安になることや、バッテリーの消費スピードなどで登山中に不安になることも多々ありました。まだ実際の登山の機会がないので試すことはできていないのですが、後ほど紹介する “バッテリーの持続時間” とあわせて、登山やキャンプの良き相棒になってくれることを期待しています:)

Ultraを買った理由、その2「バッテリー持続時間」

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こういったスマートウォッチをつけている中、誰しも気になるのはそのバッテリーの持ち時間ですよね!とくに何かしらアクティビティ中となると、余計に気になってしまうと思います。

今回このApple Watch Ultraは「最大36時間使えるバッテリー」を謳っており、従来のApple Watchの約2倍の性能となっていると聞いて、これも購入に踏み切る1つの理由となりました。やはりデジタル製品はバッテリー命ですからね。

とはいえ、実際にはどうなんでしょうか?リアルなバッテリー持続時間を見てみたかったので、上の写真のようにUltraを100%充電した状態で、試すことにしてみました。ボクは普段から睡眠トラッカーとしても使っているので、お風呂に入る以外は常につけっぱなし。メッセージやLINEの通知確認、目覚ましアラーム、タイマーなどを使っていきます。

果たして・・・?

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あ〜・・・次の日の同じ時間帯に16%か。ではありません!よく見ると日付が2日経ってますね!そうです。約48時間経ってバッテリー残量16%と、かなり健闘してくれました!さすがに3日目の夜までは厳しい印象でしたが、これなら2泊3日のキャンプや登山にもチャレンジできそうな気がしてきました。

もちろん、スポーツウォッチとして誕生したGARMINやSUUNTOのバッテリー持続時間に比べると「まだまだ足元にも及ばない」ですが、忘れてはいけないのがApple Watch Ultraは “普段の生活” に必要なこともこれ一つでこなせてしまうこと。そう思うと、よく頑張ってるなぁと思います。

ちなみに充電ですが、付属の純正ケーブルを使えば「高速充電」が可能になっており、15-20分程度で半分以上バッテリーを回復することができました!そう思うと、お風呂に入っている間や、朝の支度の時間にちょっと充電するだけで、ほぼつけっぱなしにできるのでかなり楽チンになりますね。

Ultraを買った理由、その3「ナイトモード」

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では最後3つ目の理由、Apple Watch Ultraのみに搭載されている「ナイトモード」の紹介です!個人的には、この機能の搭載がかなり胸アツでした(笑)

というのも夜間の撮影、とくに天の川や星景写真の撮影を経験されたことのある方ならお分かりいただけるかな〜と思うのですが、暗闇に慣れてきた目の刺激になりにくいのが “赤い光” なんですね。そんなシチュエーションで活躍するのがこの「ナイトモード」というわけ。

アウトドアでよく利用されているLEDライトの「レッドレンザーML4」にも赤色点灯モードが搭載されてますし、ボクのカメラ「Panasonic LUMIX S5」にもモニターやファインダーの表示が赤色に統一される、その名も「ナイトモード(同じやん)」があります。

よって、Apple Watch Ultraを身につけ、レッドレンザーML4とLUMIX S5を持って出かければ、ボクの世界は真っ赤に染まるわけですね(笑)ということで、カメラが趣味な人にもオススメしたいのがこの「ナイトモード」の存在でした!

Ultraを買って良かった、番外編。

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ここまではボクが「Apple Watch Ultraを買った理由」を取り上げてきましたが、ここからは実際に使ってみて「おお、これは買って良かった」と思えた機能を2点ご紹介します!

まず1点目が “ピーク輝度 2,000ニト” のディスプレイです。その存在は知っていましが、実際そんなに違うかな〜?と思っていた自分が恥ずかしい。

先日子どもと公園に行った時のことですが、太陽が照りつける中、ふとApple Watch Ultraに目をやると、普段屋内で使っているのと変わりないその視認性とクッキリさに感動しました!通常のApple Watchの2倍の明るさを誇るらしいのですが、明らかに違いが分かります。

これならキャンプや登山の最中でも、まったく問題なく時刻や方角、マップの確認ができそうです!

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そして最後にご紹介するのは「日本語キーボード」の存在です。

実はWatchOS9の新機能として、Apple Watch シリーズ7とシリーズ8で利用ができるようになったのがこの日本語キーボード。iPhoneと同じようにフリック入力などを駆使して素早くメッセージの入力が可能になっています。

これは決してUltra限定の機能ではありませんが、Ultraの大画面で使用するとその利便性に強く惹かれました!Ultraはセルラーモデルが標準仕様なので、Ultraだけ持ち出すようなシチュエーションであったとしても、あたかもミニ携帯のように電話やメッセージが使えるようになったと言っても過言ではなさそうです。

Apple Watch Ultra まとめ

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今回の記事では、キャンプや登山のような軽いアウトドアを楽しむカジュアルなユーザーにも「Apple Watch Ultra」が魅力的であることをお伝えしてみましたが、いかがでしたでしょうか?

1週間、1ヶ月持つバッテリーが必要・・・といったハードなアドベンチャーを日常的に楽しむ方には物足りなさがあるかと思いますが、日本に住む多くのアウトドア好きの期待には応えられる内容になっているのではないでしょうか。

そしてやはりApple Watch Ultraの最大の利点は、日常にもしっかり溶け込み、その機能を活用できるのが他のスポーツウォッチにはない魅力であることを再認識しました!

少々お値段は張りますが、バンドをレザーなどに変えれば高級感も出ますし、腕時計としての存在感もバッチリなので、悩んでいる方は是非一度手にとってみる事をオススメします。きっと欲しくなっちゃいますよ!笑

最後までお読みいただき、ありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!

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