[レビュー] iPhone 15 Proはキャンプ・登山、アウトドアに最適!?

今年もこの季節がやってきましたね!そうです、新しいiPhoneシリーズの発売です。

例年通り、今年もiPhone 14 Proからの買い替えでiPhone 15 Proを入手しました!パチパチ〜。

今回のiPhone 15 Proはボディにチタンを採用、そしてアクションボタンを搭載するなど、アウトドア目線で見たときに面白そうなアップデートが多かったので、細かい紹介は他の記事にお願いして、キャンプや登山といったアウトドアシーンでのiPhone 15 Proの強みを製品レビューを交えてご紹介していきます!

ボディの一部にチタンを採用し軽量化!

やはり、今回の新機種であるiPhone 15 Proの大きな目玉の一つは「チタン」の採用でしょう!

あくまでボディの一部、筐体の周りであるバンド部分のみへの採用ではありますが、従来のステンレススチールに比べて頑丈かつ軽量なチタンを採用したことで、iPhone 14 Proの206gから187g、約20gの軽量化に成功しています。さらにエッジ部分を丸く加工したことで、手に持った感覚としては薄く、より “優しい” 握り心地になりました。

登山の世界になってくると、わざわざクッカーの取っ手を外すといった、数グラム単位での軽量化を目指す人もいるくらいですから、この約20gの軽量化というのは非常に大きい意味がありますね!

 
ミケ犬
たった20g?と思うなかれ。実際に持ってみると「うわ!軽い!」と実感できるほど軽量化してるよ!登山をしない人でも、日常でその軽さのありがたみを感じるはず!

カメラ性能や機能が進化!

キャンプや登山といったアウトドアシーンでは、カメラ性能や機能も重要ですよね?

昨年のiPhone 14 Proでは、数年ぶりにカメラのセンサーが進化し、1200万画素センサーから4800万画素センサーにアップデート(標準カメラのみ)されたことが嬉しいニュースでした。

iPhoneユーザーとしては非常に喜ばしいアップデートではあったのですが、実は「4800万画素センサーで撮影はするけど、1200万画素の画像に変換する」という仕様だったんですよね。もちろん画質的には有利になったのですが、トリミングしたり拡大するにはちょっと画素数が足りないと感じることもしばしば・・・。RAW撮影に変更すれば4800万画素の画像を利用できたのですが、日常のスナップ撮影まで全部RAW撮影するわけにはいかない・・・と不便を感じていたところ、今回のiPhone 15 Proからは、通常撮影時の画素数を1200万画素、または2400万画素から選べるようになりました!

これで多少のトリミングや拡大にも耐えられるようになりましたし、せっかくの新しいセンサーなんだから、その性能を日常から活用できるのは嬉しいですね。(設定方法は下の画像左側を参照)

 
ミケ犬
2400万画素というのはミラーレス一眼でもよくある数字で、画質と容量のバランス的にも非常に使いやすくてオススメだよ!ボクのメインカメラLUMIX S5M2も2400万画素なのだ。

そしてさらに待望のアップデートとして、今回のiPhone 15シリーズから “撮影した後にポートレートを有効” にできる機能が追加されました!(上の画像右側を参照)これは嬉しい・・・(感涙

「ポートレートモード」とは、人物などを認識して背景や手前の物体を一眼ライクにボカす機能。年々iPhoneが進化するたびに、このポートレートモードが自然に、かつ綺麗に処理ができるようになってきてはいるのですが、どうしてもシーンによってはポートレートモードじゃない方が良かったり、はたまた逆の方が良かったなんて思うことがあったわけです。

そんな理由で今までは「ポートレートを使うか否か」を撮影時に考えて決める必要があったのですが、今後はその悩む時間を一旦あとに回して撮影に専念することができるようになります!ポイントとしては「人物を認識しているかどうか」がカギになるので、対象の人物にピントが合っていることを示す「黄色い枠」が表示されていれば大丈夫です。

 
ミケ犬
キャンプや登山、アウトドア中の撮影チャンスは一瞬だから、この機能はとてもありがたいアップデートだね!人物が映ってない写真でもできるようになったら、最高なんだけどなぁ。

実は一番重要?アクションボタンを搭載!

キャンプ・登山といったアウトドア目線で見たとき、iPhone 15 Proで一番重要なアップデートはこの「アクションボタン」の存在かもしれません。

今までいわゆるマナーモードのON/OFFを切り替えるスイッチが付いていたものが廃止され、代わりに搭載されたのがこのアクションボタン。長押ししたときにどんな機能を呼び出すか、自分好みにカスタマイズすることができます。

一番代表的かもしれないのが、上の画像左側のように「カメラ」の呼び出しを設定すること。こうしておけば、アクションボタンを長押しすることでカメラを起動、そしてそのままアクションボタンをシャッターとして使うことができます!

しかし、これだけじゃ面白くないですよね。実はこのアクションボタン、Apple純正のアプリである “ショートカットアプリ” と連動させることができます!つまるところ、ショートカットアプリさえ使いこなせれば、ほぼ全ての動きをこのボタンで呼び出すことができると言っても過言ではないのです。上の画像右側では、ショートカットアプリを使って「YAMAP」を開けるようにしてみました。

ここで重要なのが、これらの動作がボタン」でできることです。え?どういうことかって?

キャンプや登山の時って、グローブしてるシーン多くないですか?そうです。ボタンになっていれば、グローブをしながらでも好きな機能を呼び出すことができる。これがアウトドア目線で考えたときに、スゴく大事だなと感じたわけです!

これがもしスイッチだったり、静電気で反応するセンサー式だったりしたら、いちいちグローブを外さないといけなくなりますよね。最近はタッチパネルを操作できるグローブなんかもありますが、直感的にボタンを押し込んで機能を呼び出せるのは、アイデア次第で色んな使い道がありそうで楽しみ!

 
ミケ犬
リアルな話、登山で使うならYAMAPを開くか、長押しすることでココヘリに救急連絡ができるようにしておこうか検討中。使う日が来ないことを祈る!

USB-C搭載で、いろんなモノと接続できる!

iPhone 15シリーズから、ついに有線接続方式がLightningからUSB-Cに移行しました!賛否両論、いろいろ意見はあるようですが、これをポジティブにかつアウトドア目線で見るとメリットもいっぱいあります。

例えば上の写真のように、本来であればパソコン用に設計された高速なUSB-C接続タイプのSDカードリーダーが使えるようになりました。これがあれば、キャンプ・登山中にミラーレス一眼で撮影した写真・動画をiPhoneに素早く転送。バックアップとして保存するのもヨシですが、このままモバイル版Lighroomで編集して、Instagramに写真・動画をダイレクトにアップ!なんてこともできてしまいます。

今までのLightningでは転送速度にも課題があったので現実的ではありませんでしたが、iPhone 15 Proに搭載されているUSB-Cポートであれば非常に高速にデータ転送ができるので、iPhoneだけでの作業が捗りそうです!

また、iPhone 15シリーズのUSB-Cポートは本体を充電するだけでなく、逆に他のデバイスを充電することもできます!

最近のキャンプギアって、USB-Cで充電するもの多くないですか?上の写真のミニエアーポンプ然り。LEDランタン、ヘッドライト、モバイル扇風機など。これらの電池が突然なくなって困った時、これからはiPhoneから充電ができてしまいます。

一部、電圧の問題?か何かで「USB-A to USB-Cケーブル」でないと充電できないデバイスもあるので、ご自身が持っているギアたちが充電できるかどうかは事前に調べておきましょうね!

他のデバイスの充電ができるのは良いけど、iPhone本体の充電がなくなるのが一番困るじゃん!と思うところもあったので、こんな実験もしてみました(笑)

MagSafeモバイルバッテリーでiPhoneを充電しながら、iPhoneのUSB-CでLEDランタンと充電。そして余っているUSB-Aポートからミニエアーポンプも充電。すべて問題なく充電ができました!なんならUSB-Cポートがまだ一つ余っているので、もう1つなにか充電できそう・・・。

 
ミケ犬
いろいろケーブルをUSB-Cに変えていくのは面倒だけど、一旦揃ってしまえばラクチンになりそうだね!

アウトドア目線でのiPhone 15 Pro、まとめ

ということで、今回はキャンプ・登山のようなアウトドアシーンで見るiPhone 15 Proの新機能、特徴などをレビューしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

チタンによる軽量化から始まり、USB-Cでの充電機能やグローブいらずのアクションボタンなど、意外とアウトドアで活躍しそうな機能が満載だと思いませんか?残り僅かとなった2023年、このiPhone 15 Proと共にキャンプ、登山といったアウトドアアクティビティを存分に楽しみたいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!iPhone 15 Pro 購入で迷われている方の少しでも参考になれば幸いです。また次回の記事でお会いしましょう!

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