ちょうど一ヶ月ほど前に新型iPadProが発売され、ひとまずiPadシリーズが勢揃いしましたね!
iPad(ProでもAirでもMiniでもないやつ)は今年9月辺りが怪しい・・・なんていう噂もありますが、ひとまずこの時点でiPadを選ぶならどれ!?ということで記事を書いてみました。
ただ、やたらめったら機能を比較してもややこしいだけですので、当ブログのビジョンを元に「なるべく難しいことを考えない」ことを前提に、超絶シンプルにそれぞれの特徴、購入すべき人を絞り込んで紹介していきます!これからiPadのどれかを買いたいな〜と考えている人の参考になれば嬉しいです。
iPadシリーズ全体をおさらい
まずは念の為、現在販売されているiPadシリーズを簡単におさらいしておきましょう。
- iPad (第8世代)
- iPad mini (第5世代)
- iPad Air (第4世代)
- iPad Pro 11インチ (第3世代)
- iPad Pro 12.9インチ (第5世代)
これらが現行機種ですね。ミケ犬の環境では、家族が使っているのも含めてiPad (第8世代)、iPad Air (第4世代)、iPad Pro 12.9インチ (第5世代)を所有しています。それらの使用感を参考にした上で、今回の記事を書いています!
iPad mini (第5世代) を選ぶべき人
iPad mini (第5世代) を選ぶべき人は、単純明快です。
7.9インチというサイズが必要な人は、これ一択
大好きな人はホントーーーーーに大好きなこのサイズ感!男性であれば片手で持てたりしますね。電車の中で使ったり、携帯はガラホ・ガラケーにしておいて、スマホがわりにiPad miniを持つなんていう組み合わせも、日本では人気のあるスタイルです。
しかしながら、このサイズ感に少しでも悩んだり、疑問を感じるならやめておきましょう。
チップが二世代前のA12であることを考えると、将来的にiOS15などをインストールした後、ウィジェットを配置したり、マルチタスクを駆使したりした際に、スペックに不満を感じる可能性が大きそうです。また、店頭でも試してみたことがあるのですが、この画面サイズでPencilを使ったドローイングは正直やりづらかったです。自分の利き手で画面の多くが隠れちゃいますからね・・・。
あくまでこのサイズ感にとにかく魅力があるんだ!という方だけがiPad miniを選ぶべきです。性能についてはメモやウェブブラウズ、動画配信サービスの利用といったコンテンツ消費レベルと覚えておいてください。
iPad (第8世代) を選ぶべき人
いわゆる無印iPad、コスト優先!という感じの機種ですね。そして意外と知られていないのですが・・・実は前述のiPad mini (第5世代) よりも、細かい点で劣っています。
チップは同じA12なのですが、ディスプレイの液晶面とガラス面の隙間を減らすフルラミネーションディスプレイや、広色域ディスプレイ(P3)、True ToneディスプレイなどがiPad miniにはあってこのiPadにはありません。総じてディスプレイ性能が現行機種の中では最も低い、と言えるわけです。容量が違えど、iPad miniよりも価格帯が安いのはそういったところによるものなんですね〜。
実際に使った身としても、フルラミネーションディスプレイがないと画面の反射が強かったり、Pencilで描写する際に、実際に書いている線とPencilの先端が離れて不自然な感覚だったりと、思った以上に他の機種との違いを感じます。
結論、どんな人が買うべきかというと・・・
コンテンツ消費がメインの人
というのが僕の答えです!
動画配信サービスはもちろんですが、電子書籍(雑誌サイズ)を読んだり、オンラインレッスン(英会話や塾)への参加など、iPhone・スマホでは小さくて大変だけど、タブレットにそこまでお金はかけたくない、っていう人はiPad (第8世代) にしましょう。
ただ、いかんせん多くの点でコスト優先になっていることは否めませんので、長く使える機種ではありません。長期的に見て買い物をするタイプの方であれば、是非とも次に紹介する iPad Air (第4世代) を検討しましょう!
iPad Air (第4世代) を選ぶべき人
第4世代となるiPadAir。2020年秋に登場してしばらく経ちますが、それでも多くの人が一番幸せになれるiPadだと思っています。このiPadを選ぶべき人は・・・
iPadの良さを可能な限り多く体験したい人
兎にも角にも、性能はもちろん、使えるアクセサリーなど多くの点で非常にバランスの取れた機種であることは間違いありません。iPad Airで得られる体験は、ほぼほぼiPad Proと一緒です。Pencilも第2世代に対応しており、さらにMagic Keyboardも使えてしまうわけですから素晴らしい拡張性ですよね。
現段階では、どんな人にでもおすすめできる最良のiPadと言って過言ではないと思います!
オフィスワークはもちろんですが、趣味レベルの動画編集や画像編集も十分こなせるスペックを持ち合わせていますので、オールマイティーに活躍してくれること間違いなしです。
ほとんどの人がここでゴールイン!だとは思うのですが、ではどんな人がiPad Proを検討すべきなのでしょうか・・・
iPad Pro 11 or 12.9インチ を選ぶべき人
これは結論から書いてしまいます。ズバリこれです!
クリエイティブ用途に使いたい人
細かいレビューは先日の記事 “iPadはパソコンの代わりになるのか?という考え方はそもそも間違っていた” を読んでいただければと思うのですが、iPad Proシリーズの全てはやはり「クリエイティブ」な作業のために準備されたものと考えるのが自然ですね。
本日5月21日に発売された、2021年の新型iPadPro 12.9インチを購入してきました!果たしてパソコンの代わりになり得るのか・・・と考えて買ってみたのですが、そもそもその考え方が間違っていました。もっと根本的な考え方を変えなきゃい[…]
M1チップというMac譲りのパワフルな性能は、4Kの複数ストリーム編集までをも可能にしてしまいますし、Thunderbolt 4に対応したポートを使えば外部ディスプレイの活用や、高速な外部ストレージへのアクセスも容易です。
また、iPad Proでクリエイティブな作業をしようとしている方に、個人的に是非ともお伝えしたいのが「ProMotionテクノロジー」による「Pencilの描写」への影響です。これによる描き心地の差は大きい!
ProMotionテクノロジーとは、通常秒間60フレームで描写されているディスプレイが、最大120フレームで稼働することを可能にした技術で、iPad Proシリーズにしか搭載されていません。店頭でiPad ProとiPad Airを並べて、ホームスクリーンを切り替えたりするだけでも違いは歴然です。
さて、秒間最大120フレームでディスプレイが描写・切り替わっているということは、Pencilからの情報・やりとりもその分多く行われているということになりますので、特に素早くペンを走らせたときの追従性などで違いが生まれてきます。メモ程度では「それ必要?」となると思いますが、イラストやデザインとなってくると話は別ですよね?
そういったところも含めて、iPad Proシリーズは “クリエイティブ向き” と結論づけていいんじゃないのでしょうか。
ただ、ここで一つだけ補足を・・・
Liquid Retina XDRディスプレイは必要か?
という問いに関してですが、正直どう頑張って比べても大きな違いを感じることはありませんでした。まだそのディスプレイを活かせるだけのコンテンツやアプリがないのかな・・・というのが現状です。
ですので、11インチと12.9インチを悩むときには、Liquid Retina XDRディスプレイの存在は一旦忘れて、シンプルに画面サイズ・本体サイズで自分の使い道に合わせて選んでいただければ良いかと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか?なるべく削ぎ落としてシンプルにまとめたつもりですが、案外長くなっちゃいましたね(笑)ただ、それぞれのモデルでしっかりと目を向けるポイントについては抑えられたのではないかと自負しています。
画面サイズが唯一無二で選ぶiPad mini。とにかくコストを抑えたい人向けのiPad。コスパに優れ、ほとんどのことができちゃうiPad Air。スペックと機能が最上位のクリエイティブ向けiPad Pro。
ミケ犬が現段階で一つ選ぶとするなら、iPad Air + Magic Keyboardというのがコストも抑えつつ、ほとんどの作業ができてしまうので一番魅力的だな〜と思っています。
iPadの購入にあたって、モデル選びに迷っている誰かの参考になれば嬉しいです。是非こんな記事を書いて欲しい!比較して欲しい!意見が欲しい!という方がいらっしゃったら、Instagramやtwitterでコメント頂ければと思います!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!