こんにちわ!ミケ犬です。
そろそろ夏、真っ盛り。夏といえばキャンプ・・・ではなくてボクにとっては登山シーズンに突入です!夏のキャンプは暑すぎますからね。キャンプは秋冬に取っておきましょう(笑)
登山といえば、まず最初に悩むのが「登山靴の選び方」。ボクは登山靴選びで過去に盛大に失敗を繰り返してきました(^^;
何を失敗したかというと、十分に「試し履き」をしなかったこと、そして「これを買っておけば間違いない」というネットの評判や店員さんのアドバイスを鵜呑みにしてしまったこと。極め付けは「自分は甲高・幅広の日本人タイプの足」という先入観で靴を選んでしまったこと・・・。
登山靴はデザインや値段ではなく、「自分の足」と「目的」に合わせて選ぶのが絶対条件であることを改めて痛感しました。今回はそんな誰もが悩む「登山靴の選び方」を、ボクの失敗談、実体験をベースにまとめました!
ただし、最初にひとつだけ断っておきます。この記事では「このメーカーがおすすめ」「最強はこのモデルだ」「これを買えば間違いない」という内容は書いていません。登山靴選びの最後の決め手は、足から感じる直感だけです。この記事ではそこに辿り着くための「地図」を渡すことを目的にしているので、その点を踏まえて読んでいただけたら幸いです!
ボクの失敗談、登山靴の歴史

簡単ではありますが、最初にボクの登山靴の変遷と、反省を踏まえてその失敗の歴史について振り返っておこうと思います(笑)
試し履きの足りなかった、初代モンベル。
最初に購入したのがモンベルのマウンテンクルーザー600。富士登山に向けて、初めて登山にチャレンジしたタイミングだったのですが、様々な山へ行くようになると下りの際に小指に負担がかかり激痛を感じるように・・・。購入時の「下り」に対する試し履き、確認を怠ったために起こった典型的な失敗でした。
勘違いでサイズ選びを失敗した、2代目モンベル。
次に購入したのは、写真のモンベル マウンテンクルーザー800ワイド。何を思ったのか「日本人は甲高・幅広が多いらしい!つまり自分の小指が痛むのはそのせいだ!」と盛大な勘違いをして、やや大きめ、かつワイド幅のタイプを選んでしまいました。すると今度は、かかとが浮いてしまい靴擦れをするように・・・。そもそもサイズ感が合ってないので当然ですが、靴紐やインソールをどう工夫してもフィットさせることができず、短い期間で新しい靴を買う決心をしました。
評判とセールで選んでしまった、スポルティバ。
一番高価格、そして短い期間しか所有しなかったのがスポルティバ エクイリビウム ST GTX。なぜここまで失敗してきているのに、もっと慎重にならなかったのか自問自答したいのがこのタイミングです(汗) 語弊があってはいけないので最初に伝えておくと、エクイリビウムは素晴らしい登山靴です!しかしセールという名の誘惑と、ネットでの評判、そして店員さんの「これ買っておけば間違い無いですよ」という言葉を鵜呑みにして、ある程度試し履きをしたのちに即決してしまったのです・・・。他にもまだ試着できる登山靴はいっぱいあるはずなのに。
驚くほどフィットした、ローバー。
エクイリビウム購入で満足したのも束の間、実際に慣らしで山を登ってみると、どうもかかとが浮くじゃありませんか・・・しかも靴紐が緩みやすいという特徴も発覚。「あの時、もっと他のブランドを履いておくべきだったのでは?」とモヤモヤが消えていなかった自分は、改めてショップで試し履きを決行。そこで履いたローバー チェベダーレ PRO GTに驚愕!どう動いても、どう歩いても、どう上り下りしてもかかとも浮かないし、靴が足に吸い付いてくる!こんな感覚があるのかと初めて知ることになったのが、この登山靴との出会いでした。エクイリビウムを買ったばかりだったので悩みに悩みましたが、そのフィット感と「コレだ!」という感覚が忘れられず、購入に至りました。
まず「自分の足」を知ることから始めよう!

登山靴選びで一番最初にすべきことは、自分の足のサイズと形を正確に知ることです。
アルペンや好日山荘といったスポーツ用品店には、足の長さ・幅などを計測できる専用の道具、または専用機器が置いてあることがほとんど。無料で測ってくれるはずなので、店員さんにしっかりサポートしてもらい、登山靴を買う前に必ず一度測っておきましょう!実際の試し履きのコツについては後ほど細かく紹介していきます。
ボクの場合、「自分は甲高・幅広の日本人タイプの足」と思い込んでいましたが、実際に足を測ってみてもらうと「日本人の平均より幅が狭く、甲も高くないタイプ」だったことが判明。どおりで幅広の靴だとフィット感がなく、疲れやすかったり靴擦れしたりと大変な思いをするわけですね・・・。
登山靴の種類を知ろう|カット・ソールの違いで用途が変わる

足の形が分かったら、次は靴の種類を知りましょう!ここを理解しておくと、「高いやつが良い・大は小を兼ねる」というのが必ずしも正解ではないことが分かってきますよ。
カットの高さ|まずはミッド〜ハイカットから選ぶ。
登山靴はくるぶしより下の「ロー」、くるぶし周辺の「ミッド」、くるぶしを覆う「ハイ」の3種類があります。上の写真でみると、一番左手の奥(KEEN)がローカット。手前の3つは高さは違えどすべてがハイカット、という具合です。ミッドカットは持っていないのですが、くるぶしより上のフックが1つならミッドカット、と覚えておけば良いかと思います。こうやって並べてみると、ハイカットでも用途・目的が違うと高さが異なるのが面白いですよね。
最近ではトレイルランの流行などでローカットを購入する方も増えましたが、初めての登山靴なら捻挫のリスクを抑えられるミッドカットかハイカットから選ぶのがオススメです。ローカットはどうしても足首の安定性が低くなるので、重い荷物を背負ういわゆる “登山” だと、ちょっと心許ない気がします。
ソールの硬さ|「用途・目的」を知って選ぶ。
各メーカーのオンラインショップを覗いてみると、多くの場合「マウンテニアリング/ハイキング」や「アルパイン/トレッキング」というように、登山靴のカテゴリーが分かれているのにお気づきでしょうか?日本大手のモンベルも同様ですね。いろいろと細かいところは違うのですが、一番分かりやすいのがソールの形状や硬さの違いです。
そんなソールの形状や硬さを理解、比較していくと、その靴がどんな山を想定して作られているかが分かるようになり、自分に合った最高の1足との出会いにまた一歩近づけます!
まずは店頭でトレッキング向け(TX5・ZGトレック・バルド LTなど)を手に取り、上の写真のようにつま先の硬さを確認してみましょう。その後、アルパイン向けの靴(エクイリビウムST・ゾディアックテック・チェベダーレPROなど)を手に取り、同じように硬さを確かめてみると、明らかにソールの硬さが違うのがお分かりになると思います。これはどちらが上、という話ではなく、登山靴によって用途・目的が違うのです。
- ソールが柔らかいと普段のスニーカーと同じように「かかとから着地して、つま先で蹴り出す」という自然な足運びができるため、軽快にサクサク歩けます。しかし岩場やガレ場で小さな足場に立ったときに足裏の力で体を支えなければならなかったり、テント泊のようにザックが重くなると足に疲労が溜まりやすくなる傾向にあります。
- ソールが硬いと「1枚の板」のように体重を支えてくれるので、ゴツゴツしたガレ場に足を乗せても疲れにくいですし、テント泊のような重たい荷物を背負ったとしても、足首や足裏がグラつくのを靴の剛性(かたさ)がしっかりサポートしてくれます。逆にソールが曲がりにくいため、平坦な林道や木道を歩くときに足首やスネが疲れやすくなったり、靴全体が重くなりがちです。
つまりこの「ソールの形状や硬さ」のバランスで得意分野が変わってくるため、みなさんの登山の目的に応じて選ぶことが非常に重要になります。土の上での歩きやすさを重視したトレッキング向けか、岩場での安定性や重さを支えてくれるアルパイン向けか。「高い=万能」ではないことを覚えておきましょう!
| スタイル | 荷物の目安 | おすすめの靴 |
|---|---|---|
| 日帰り登山 | 〜8kg程度 | トレッキング向け(ミッド〜ハイカット) |
| 小屋泊 | 8〜12kg程度 | トレッキング向けで十分。ハイカット推奨 |
| テント泊 | 15kg〜 | アルパイン向けへの切り替えを検討 |
メーカーの特徴|足タイプ別の傾向

「餅は餅屋」という言葉があるように、登山靴においても専門メーカーの歴史と技術は信頼に値します。ただし「値段の高いメーカーが良い」のではなく、自分の足と目的に合ったメーカーを選ぶことが大切です。
ここではそんなメーカーごとの特徴や傾向をおさらいしておきましょう!
| メーカー | 特徴 | 向いている足・用途 |
|---|---|---|
| スカルパ・スポルティバ(イタリア) | 細身ラスト・先端技術・岩山・雪山が得意 | 幅狭・甲低タイプ、アルパイン志向 |
| ローバー・ハンワグ(ドイツ) | 快適性重視・長距離トレッキング向き・やや幅広・甲高 | どちらのタイプの方でも一度試す価値あり |
| シリオ・キャラバン(日本) | 日本人の足型に合わせたラスト | 甲高・幅広タイプ、初心者にも◎ |
| モンベル(日本) | コスパ抜群。主要ブランドと同等品質を低価格で | 最初の1足・コスパ重視の人に |
このあと紹介していく試し履きの方法で足がしっかりフィットすることが大前提ですが、モンベルのアルパインクルーザー400や600(それぞれミッドカット)や800(ハイカット)は、最初の1足として間違いない選択肢。主要ブランドの40,000円近いモデルと同等のものが30,000円以下で買えちゃいます。
実際の試し履き|失敗しない確認ポイント

靴のことが分かったら、いよいよ試し履きです。ここが一番大事。どれだけ知識をつけても、最終的に自分の足で確かめないと正解は分かりません。そんな試し履きに向けて、覚えておきたいポイントはこちら!
夕方15時以降に行くのがオススメ
これは店員さんに教えてもらって「なるほど!」と思ったポイント。足は夕方になると浮腫んで一日の中で最も大きくなるので、その状態で試着するのが一番失敗しにくいです。午前中に行って「ちょうどいい」と思っていた靴が、山の中では夕方にきつくなる・・・なんてことを防げます。
厚手の靴下(登山用)を履いて試着する
普通の靴下で試着するのはNG。いつも使っている、または使う予定の登山用靴下を持参して、それを履いた状態で試着しましょう。フィット感がまったく変わります。持っていない場合は店頭で借りられることも多いです。
3ブランドは必ず試す。足タイプ別の試着順
1足だけ履いて決めるのは禁物。最低3足はブランドなどを変えて試着し比較するのが鉄則です!足タイプ別におすすめの試着順はこちら。
- 日本人タイプ(甲高・幅広):シリオ → キャラバン(モンベル) → ローバー
- 欧米人タイプ(幅狭・甲低):スポルティバ → スカルパ → ローバー
この順番で試していくと、自分の足に合うメーカーの傾向が自然と分かってくるはずです。ボクの場合、スポルティバから始まりスカルパ、そして最後にローバーを履いた時にビビッときました!ビビッと来なければ、一番良い印象だった登山靴にインソールを入れるなどして微調整していきましょう。
ここで絶対にやってはいけないことは「このサイズ、残り1足なんです」と言われて焦って購入してしまうこと。後日、別の店舗で別のブランドを試したら、もっとピッタリな靴が見つかって後悔・・・というのがボクの実体験です(笑)

サイズは「指一本分の余裕」が目安
ぴったりサイズに見えても、つま先に指一本分(約1cm)の余裕があるのが理想です。なぜかというと—
- 下り坂でつま先に体重が乗ったとき、爪や指が先端に当たるのを防ぐため
- 爪が当たり続けると、爪が割れたり腫れたりする原因になる
もし靴の中で足が動いたり大きく感じる場合は、靴紐の締め付け方だけで解決しようとしないことをオススメします。靴紐は全体のフィット感の調整、そして足首を固定するフック以外は締めすぎない方が疲れにくいです。適切に締め付けたのにも関わらずサイズが合っていないと感じる場合は、素直にサイズを変えるかインソールで微調整する方向で考えましょう。

上りと下りで別々に確認する
気になる登山靴を試着したら、必ず上りと下り両方の動きを店頭で確認しましょう!その時に意識してほしいチェックポイントはこちら。
- 上り:段差を登った時にかかとが浮いてこないか?足首はしっかり稼働するか?
- 下り:つま先・爪が靴の先端に当たらないか?体重を前に預けてチェック
- かかとチェック:つま先立ち・かかと立ち・前後に重心を移す「振り子運動」でかかとの浮き具合を確認
多くの登山用品店には傾斜台・スロープが設置されていますので、それらを積極的に活用して実際の山の感覚に近い状態で確認しましょう!
インソールで登山靴のフィット感は劇的に変わる

「あとで買えばいいか・・・」となりがちなインソール。ボクは最初から買うことを強くおすすめします!土踏まず・踵がサポートされ、足全体が持ち上がることでバネが効きやすくなり、歩いていても疲れにくくなります。
そして面白いのは、インソールによって足が持ち上がると足全体の横幅・縦幅が縮まり、綺麗な形を保てるようになることでフィッティングが劇的に改善します。試着時に「少しキツいかな?」と感じた靴が、インソールを入れることでちょうどよくフィットするなんていうケースもあります。ボク自身も実際に経験し、インソールが手放せなくなりました。
ただしインソールは特性・目的・サイズの違いがあるので、必ず店員さんのアドバイスをもらいながら選びましょう。踵まわりのフィッティングや土踏まずの高さが重要なので、Low/Mid/Highとそれぞれ試すことをおすすめします!
最近よくオススメされるのは、アウトドアショップや登山洋品店で扱い始めた “StepCraft(ステップクラフト)”。以前よく見かけた「スーパーフィート」と同じ開発者がスタートしたブランドだそう。アメリカの医療用足底挿板(カスタムオーソティックス)の分野で60年以上の歴史を持つトップメーカー、「NWPL社(Northwest Podiatric Laboratory)」が手がけているということで、一際安心感があります。
ボクはLowとMidをそれぞれ買って、最終的にMidに落ち着きました!なぜこんなことができたかというと、StepCraft(ステップクラフト)には、購入後万が一足に合わなくても安心な「60日間快適保証(返金保証)制度」があるからなんです。なんと「実際に使ったあと」でも返品できます!メーカーの自信の表れでもありますし、これならノーリスクで試せますよね(^^)
基本的に正規取扱店での購入が対象になるため、保証の条件や詳細については、公式オンラインショップや正規取扱店のページをご確認ください。
まとめ|登山靴は「足→用途→試し履き」の順で選ぼう

今回は誰もが悩む登山靴の選び方を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
最終的な判断基準はシンプルで、上りでも下りでも足に吸い付くような感覚があるかどうか。それがあなたにとって正解の登山靴です。ウソかと思うかもしれませんが、様々なブランドの登山靴+インソールを試していくと「コレだ!!!」という靴が見つかります。その時は宝物でも見つけたかのような達成感があります(笑)
ボクが失敗から学んだ選び方の順番はこうです。
- STEP 1:足を測る(スポーツ量販店の機械 or 店員さんに相談)
- STEP 2:足のタイプで試すメーカーを絞る(日本人タイプ→シリオ・キャラバン・ローバー、欧米人タイプ→スポルティバ・スカルパ・ローバー)
- STEP 3:登山スタイルに合ったモデルを選ぶ(日帰り・小屋泊→トレッキング、テント泊→アルパイン)
- STEP 4:厚手の靴下で試し履き。上りと下りで確認してフィット感を確認する。
- STEP 5:インソールを試す。StepCraftなど専門インソールで微調整して完成!
デザインで選びたくなる気持ちはよく分かりますが(笑)、まずはこの順番で試してみてください。自分の足にぴったり合う1足に出会えると、登山の楽しさが格段に上がりますよ(^^)
ボクは実際、登山靴の試し履きに十分な時間をかけず、結果的に3-4回買い直すことになってしまいました・・・。少しでも皆さんの失敗が減り、登山靴選びの参考になれば嬉しいです!最後までお読みいただき、ありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!



