こんにちわ!ミケ犬です。めっきり寒くなってきた12月、キャンパーにとってはベストシーズンに入った!って感じで嬉しいですね(^^)ちょっと秋が無かったような感じがしてまぁ寂しいところもありますが・・・。
そんな冬キャンプの必需品といえば、灯油ストーブや薪ストーブに代表される暖房器具!これらを使いながら、ぬくぬくお籠もりキャンプするのがこのシーズンの醍醐味ですよねぇ。
そして暖房器具を使った際に気をつけたいのが “一酸化炭素中毒” です。そもそも薪ストーブに代表される暖房器具をテント内で使うのは自己責任。だからこそ、しっかり自己防衛、注意を図りたいものです。
今回はそんな “一酸化炭素中毒” から自分や家族を守るために必ず持っておきたい「一酸化炭素チェッカー」をご紹介!数あるチェッカーの中でも、日本の高温多湿な環境に適した “日本製センサー” を搭載した代表的なモデル2機種を比較していきます。これからの快適・安全な冬キャンプに向けて、皆さんの参考になれば嬉しいです!
今回紹介する “日本製センサー” 搭載の一酸化炭素チェッカー
今回の記事で紹介するのはこちらの2機種。まず真ん中が「Cam.G Mini」のブラウンカラー。そして右手が新コスモス電機から発売されている「COALAN」(あ、一番左はゴールゼロですよw)どちらの製品も製造国が韓国、そしてセンサーが日本製となっています。
Amazonでよく見かける一酸化炭素チェッカーに比べると、お値段が3倍ほどと高価な部類に入ってしまうのは事実ですが、命を預けるセンサーともなると、やはり少しでもクオリティの高い、安心感のある製品を選びたいところ・・・。その点、この2機種は高温多湿な環境に適した日本製センサーという点が気に入り、個人的に使い始めた経緯があります。
万が一の故障リスクへの備えとして、一酸化炭素チェッカーは2台用意するのがベスト!と言われているのですが、高機能モデルを2つ揃えるのは難しい&出費が大きいとも思うので、1台は今回紹介するような高機能センサー、そしてもう1台はカジュアルなセンサーという組み合わせもアリかもしれません!
Cam.G Mini 一酸化炭素チェッカーをチェック!
では最初に、大きなディスプレイとスッキリしたデザインが特徴の “Cam.G Mini” をチェックしていきましょう!
まずはこちらが本体とその付属品。可愛らしい収納ケースがついてくるのは地味に嬉しいですね(^^)それ以外にはマニュアルと充電用のケーブル、そして吊り下げ用のストラップが付属してきます。重量は約50g、サイズも65×92×29mmとかなりコンパクトな設計になっています。
本体下部にガス検知用の大きな開口部があり、COALANとは違って防水性能はなし、となっています。
Cam.G Miniにはボタンが二つ。一つは電源、そしてもう一つはバックライト点灯用のボタンとなっています。
安価な一酸化炭素チェッカーは “電源ボタンがない” ことも多いので、実は電源のON/OFFができるのって、バッテリーを温存するという面でも意外と欲しい機能なんですよね!じゃないと、いちいちバッテリーを抜かないといけなくなっちゃう(^^;;
Cam.G MiniはUSB-Cによる充電式です。公式ホームページによると、フル充電までに約1時間30分、そして約48時間使用可能とのこと。
USB-Cはかなり普及してきましたし、急にCam.G Miniを持ち出して「電池がない!」なんていうときに気軽に充電できるから楽チン!
新コスモス電機 COALAN をチェック!
次にご紹介するのは、新コスモス電機の一酸化炭素チェッカー “COALAN” です!ガス警報器メーカーが作ったアウトドア用一酸化炭素アラームということで、一番後発でリリースされた製品だからこその安心感がありますね。
付属品はマニュアルとカラビナ、そしてセンサー点検用のスポイトがついてくるあたり、ザ・ガス警報器メーカー!って感じがします(^^)重量は約90gとCam.G Miniに比べると少しズッシリ感はありますが、サイズは直径70×29mmのコンパクト設計。
保護等級IP54相当の防塵・防滴構造を備え、さらに気温は-10~50℃、湿度は15~95%RHの環境に対応しているとのこと。さすがアウトドア用に設計されたチェッカーという感じです!
COALANのボタンはシンプルに1つ。
このボタンを長押しすることで「ピッ、ピピッ」と音がなり、30秒のカウントダウンを経て電源が入ります。また電源が入っている状態のときに同じボタンを押すと、バックライトが5秒点灯します。非常にシンプル!
COALANは乾電池式を採用。公式ホームページや説明書での使用時間について記載を見つけることはできませんでしたが、ディスプレイで電池残量がわかるようになっていますし、電池残量が1メモリになるとちゃんとお知らせを鳴らしてくれうようなので安心です。
予備の電池が荷物になることなどを考えると充電式の方が便利かな〜?とも思いますが、乾電池は比較的どこのキャンプ場でも買えそうですし、コンビニでも買えるのでそんなに困らないのかなぁ。
センサー点検用スポイトを使ってみた。
さて、ここからはCOALANに付属するセンサー点検用スポイトを使って、それぞれの一酸化炭素チェッカーの動作を確認してみようと思います!
チェッカーの点検というと、自動車のマフラーに当てて排気ガスでチェックしたり、実際のキャンプでテントを締め切ってテストしたりと、様々な方法がありますが、どれも危なかったり手間がかかることを考えると、こうやって自宅でテストできるのは安心感がありますね。
今回ボクはバーナーの炎にスポイトを当てて、一酸化炭素をスポイトに吸引しました。詳しい方法は、COALANの取扱説明書に記載がありますので確認してみてください!
まずはCOALANのセンサー部に吹きかけみます。うん、しっかり反応していますね!COALANは25ppmという少ない数値からも計測してくれるので、安心感があります。
次にCam.G Miniにもスポイトで一酸化炭素を吹きかけてみます。こちらもしっかり反応してくれていますね!Cam.G Miniは50ppmから反応する仕組みになっています。一般的に100ppmからが警戒する基準になっているそうなので、必要十分な性能ですね。
Cam.G Mini と COALAN を比較。
では最後に、Cam.G MiniとCOALANの比較をして終わりにしましょう!
サイズ感は最初の写真でもお分かりかもしれませんが、Cam.G Miniの高さがだいたいゴールゼロと同じくらい。そしてCOALANはもう少しコンパクトって感じですね。いずれの機種もかなり小さいので持ち運びには困らないですね!
ただ、重さについてはCam.G Miniが約50g、COALANが約90gということでCOALANの方が少し重いです。COALANは防塵・防滴、落下の衝撃にも強い設計になっているので当然と言えば当然かも?実際に持ってみると、確かにCOALANの方が小さい本体に部品が詰まっている感じがしますね。
次に画面表示の比較です!どちらもバックライト付きのディスプレイが前面に搭載さており、電池の残量なども確認できる点では一緒。
ただ、Cam.G Miniにおいては室内の温度、そして湿度も一緒に表示してくれるのが嬉しい機能ですね!COALANは残念ながら温度・湿度の表示はありません。その代わり、一番大事な一酸化炭素量が大きく分かりやすく表示されています。
駆動方法については大きな違いがあります!Cam.G MiniはUSB-Cによる充電式、対してCOALANは単四アルカリ電池による電池式となっています。
これはそれぞれ一長一短という感じでしょうか・・・もはやiPhoneですらUSB-Cになった今、いつでも手軽に充電できるCam.G Mini。またはコンビニでも購入できる乾電池式で、故障の確率も低そうなCOALAN。これは悩ましい違いです。
“日本製センサー” 搭載、一酸化炭素チェッカーまとめ
今回の記事では、“日本製センサー” を搭載した一酸化炭素チェッカー2機種を比較しながら紹介してきましたが、みなさんいかがでしたでしょうか?丈夫で堅牢、かつスポイトが付いてくるCOALAN。そして温度や湿度、USB-C充電という多機能なCam.G Mini。どちらも魅力的で悩ましい選択肢ですね!
個人的に「今、買うべき一酸化炭素チェッカー」を選ぶなら、COALANをオススメしたいです。ガス警報器メーカーが作っている安心感、防塵・防滴のような堅牢性、そしてテスト用のスポイト付き。この3点が揃っているという点で、一酸化炭素チェッカーとして非常に優秀なんじゃないかと思いました!2台用意するチェッカーのうち、片方はぜひこのような高性能な ”日本製センサー” の一酸化炭素チェッカーを準備してみてはいかがでしょうか?
今回の記事が少しでもみなさんの役に立てたなら嬉しいです!また次回の記事でお会いしましょう。最後までお読みいただきありがとうございました!