これはモバイルバッテリーじゃない| MagSafeバッテリーパック レビュー

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巷でも発表される否や「Appleがモバイルバッテリー?」「容量小さくね?」など良い意味でも悪い意味でも話題になりましたね(笑)実際どうなの?キャンプやお出かけでも活躍するかな?と興味津々でしたので、今回は「Apple MagSafeバッテリーパック」の外観や使い心地などをご紹介していきます!

なお、こういったMafSafe系モバイルバッテリーを最大限活用できる、逆転の発想で書いた記事はこちら!是非良ければ一度お読みください。

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MagSafeバッテリーパック 概要

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今回Appleより発売された「MagSafeバッテリーパック(税込11,800円)」は、iPhone12シリーズに初めて採用された “MagSafe” と呼ばれる「磁力+ワイヤレス充電」の機能を備えたバッテリーです。

通常のモバイルバッテリーであればバッテリーとiPhoneをケーブルで繋いで充電しますし、ここ数年ではワイヤレス充電のQi(チー)を搭載したモバイルバッテリーも多いですから、それらであればiPhoneをバッテリー上に置くことでワイヤレス充電が可能になります。しかし、Qi(チー)は中心が少しズレただけで充電できなかったり、充電スピードが遅かったりと色々不便な点が多いのです。

ところがMagSafeであれば、Qi(チー)のようなワイヤレス充電機能を持ちながら、磁石のチカラで「ピタッ」と中心にくっついてくれるので、ズレたりする心配もなければ、バッテリーをくっつけたまま持ち運べる!というメリットが生まれるのです。

ちなみにミケ犬はMagSafe大好き人間なので、他にも様々なMagSafeアクセサリーを使っていますので、是非そちらもご覧ください!と〜〜〜っても便利ですよ!

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外観をチェック

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では、MagSafeバッテリーパックの外観をチェックしていきましょう!

上の写真は開封したばかりの状態です。中に入っているのは本体のみ。充電用のLightningケーブルやその他の付属品は一切入っていません。まぁなんともシンプルなこと。

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箱から出してみました。手触りはツルツルした硬化プラスチックという感じで、クオリティはさすがAppleという感じですね。バッテリー容量も大きくはないので、いわゆる他社製モバイルバッテリーと比べてとても軽く感じます。

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こちら側がiPhoneとの接着部分になります。MagSafe機器では見慣れたリングと縦線が見えますね!よ〜く見ると、小さい文字の内容に「max 1460mAh」との記載が。iPhone 12/12 Proのバッテリー容量が2775mAhと考えると、半分くらいという計算になります。

代表的なモバイルバッテリーに比べると随分小さい容量に感じますが、このあと色々触っているうちに、「Appleは “モバイルバッテリー” を目指したわけじゃないんだな」というのが個人的な見解になっていきます。詳しくは最後のまとめで・・・。

iPhoneを充電してみる

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早速iPhone 12 Proに装着して充電してみました!サイズ感は悪くないですね。MagSafeですから、近づけるだけで「パコッ」とくっついてくれるのはとても楽ちんです。

上の写真ではMagSafeバッテリー側にLightningケーブルを差し込んで充電しています。電気の流れとしては「MagSafe→iPhone(ワイヤレス充電)」という順番になるパターンですね。

通常、MagSafeバッテリーパックからiPhoneへの充電は最大5Wでの出力となりますが、20W以上の電源アダプター(USB-C)とUSB-C to Lightningケーブルを使用し充電した場合は最大15Wでの充電が可能になります。つまり、MagSafeバッテリーパックをワイヤレス充電器として使うこともできる仕様になっています。

Apple純正のMagSafe充電器が税込4,950円ということを考えれば、バッテリーパックにしておいた方がお得・・・なのか???笑

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こちらはiPhone本体にLightningケーブルを挿して充電したパターンです。「iPhone→MagSafeバッテリーパック(ワイヤレス充電)」という順番ですね。当然、こちらのパターンですとiPhone本体は “有線” での充電なので、本体の充電を最優先にしたい場合はオススメの組み合わせです!

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なお、いずれのパターンの場合も、iPhoneホームスクリーンなどに設置できる「バッテリーウィジェット」でそれぞれの充電状態が把握できるようになっています。ただし、MagSafeバッテリーパックを使う場合はiOS14.7以降が正式対応になりますので、iOSのバージョンアップを忘れずに行うようにしましょう!

その他の使い方を試す

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では、iPhone以外の充電を試してみましょう!まずは皆さんiPhoneと一緒に持っていることも多いであろう、AirPods(Pro)から試していきたいと思います。ご覧の通り、無事充電できました。

この使い方、公式サイトではとくに言及されていないのですが、そもそもMagSafeという規格がQi(チー)を内包しているということから考えれば、できて当たり前とも言えるかもしれません。よって、今回は試していませんがiPhone11やiPhone8といったQi(チー)対応機種であればMagSafeバッテリーパックからの充電が可能ということにもなります。

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じゃあ、っていうことで当然次に来るのはApple Watchです。AirPodsもそうですが、iPhoneと一緒に持っている人が多いはずですから!(偏見

はい。充電できませんでした。

いや、試す前から分かっちゃいたんですよ!けど、もしかしたら・・・なんていう淡い期待を込めて試してみましたがダメでしたね(笑)そうなんです。Apple Watchのワイヤレス充電ってQi(チー)でもない独自規格なので、今のところ純正または公式に設計されたものでないと充電できないんです。

充電系アクセサリーを考えるときに、いっつもこの点だけ腑に落ちないというか、もったいないなぁって思います。これでApple Watchが充電できれば、MagSafeバッテリーパックだけで様々なものが充電できちゃうわけですからね!Appleさんお願いします!

まとめ

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ということで、Appleから新しく発売された「MageSafeバッテリーパック」を色々触ってみたのですが、これは「モバイルバッテリー」を目指したものじゃない!という結論に至りました。

これはバッテリーケースの進化系です。

以前、Appleから「Smart Battery Case」なるものが販売されていたのはご存知でしょうか?ケースにバッテリーが付いていて、iPhoneのバッテリー持続時間を引き伸ばすというアレです。

今回のMagSafeバッテリーパックは、この「Smart Battery Case」の意思を継ぐものであり、「何かあったときの備え」というモバイルバッテリーの考え方ではなく、「常に装着してバッテリー持続時間を延長する」という設計である、というのが僕の結論です。

そういった設計思想だからこそ、容量を小さくすることで本体を軽くし、iPhone本体からMagSafeバッテリーパックへ充電できる機能も備えているのでしょう。また、今回は “バッテリー付きケース” といったスタイルにしないことで、ケースは好きなものを選んだり、不要な時はMageSafeバッテリーパックを外して、他のMagSafeアクセサリーを装着することができたりと、MagSafeのメリットを活かした作りになっています。

また、お休みの日や家にいる時間が多い日は、MagSafe充電器としてテーブル・机の上に設置したままにすることもできますし、万が一の時はAirPods(Pro)も充電することができるマルチなワイヤレス充電器にもなります。(ここでApple Watchも充電できれば完璧だった)

MagSafeバッテリーパックは買いか?

最後に、もし「MagSafeバッテリーパックは買いですか?」という質問があるとすれば、ミケ犬の答えは・・・

正直、いらないかな

と答えます。理由は二つ。

まず「思ったよりも外れやすい」です。MagSafe対応ケースを付けて、さらにその上にMagSafeバッテリーパックを装着すれば、磁石の構造上、磁力が強くなってさらに外れにくくなるのかな〜と思うのですが、それでもポケットに入れると外れたり、充電ケーブルの抜き差しでもすぐに外れてしまうので、変な手間がかかる印象です。

そして二つ目は、途中にも挙げた通り「Apple Watchが充電できない」からです。iPhoneユーザーの多くが「iPhone本体・AirPods・Apple Watch」と持ち歩くことが多い中、Apple Watchだけが充電できないとなると、結局アダプターか他社製モバイルバッテリーを持ち運ぶ必要が出てしまいますよね。

当然、Apple Watchはキャンプの時にも着けて行くので、少しでも荷物が減れば・・・と思ったのですが、これでは荷物が多くなるだけになりそう(涙)

決して安くない税込11,800円という価格と、上の2点を天秤にかけてみると、まだまだ人にオススメできるものではないかな〜と思っています。迷っている方の参考になれば嬉しいです!

ではまた次回の記事でお会いしましょう!最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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